2020年11月24日 8:00 460
お茶の間を席巻した大人気芸人を数々育てながら、自身はテレビに出演することがほとんどなかったことから“幻の浅草芸人”と呼ばれていた伝説のコメディアン・深見千三郎の半生と、彼のもとで過ごした下積み時代をビートたけしが綴った「浅草キッド」。今作ではダブル主演として、
監督と脚本を担当する劇団ひとりは「うれしいです! 興奮してます!」とコメント。「僕が憧れた人、街、物語を皆さんと共有できる日が待ち遠しいです。今まで培ってきたすべてを注ぎ込んだ作品にしますので、楽しみに待っててください」と意気込みを語っている。大泉、柳楽、プロデューサー陣のコメントは下記の通り。
劇団ひとり コメント
うれしいです! 興奮してます! 脚本は6年前から準備していましたが、考えようによってはタケシさんに憧れて芸人を目指したあの日からが、この作品を撮るための準備期間だったようにも思います。僕が憧れた人、街、物語を皆さんと共有できる日が待ち遠しいです。今まで培ってきたすべてを注ぎ込んだ作品にしますので、楽しみに待っててください。それまでにNetflixに加入して素敵な作品の数々をお楽しみにください!
大泉洋 コメント
6年ぶりに劇団ひとり監督からもう一度声をかけていただいたのがとても光栄で、うれしく思っております。前作「青天の霹靂」の懐かしい昭和の世界観がどうにもこうにも好きだったので、今回も同じ昭和の浅草芸人たちの世界を生きられるのがとても楽しみです。しかもあのたけしさんが「笑い」を師事した幻の浅草芸人、深見千三郎さんを演じさせていただくというのは、この上ない喜びとともに重すぎる重圧を感じております。子供の頃、憧れて見ていた昭和の芸人さんの世界を柳楽優弥くんをはじめとする素敵な共演者の皆様とスタッフ、ひとり監督とともに、いきいきと表現出来ればと思っております。
柳楽優弥 コメント
たけしさんは、僕にとってバイブルのような存在です。悩んだときは、たけしさんの本やインタビューを読み、映画を見て元気づけられてきました。ご本人役をいただき、正直「どう演じればよいのか?」と怖い気持ちもあります。単なるモノマネにしてしまって、作品が持つ力強さやメッセージ性を消してしまうわけにはいかない。「柳楽が演じる北野武」にしていかなければいけないと思っています。コロナ禍という状況の中、 自分と向き合う時間をしっかり取ったことで「数を多くこなすよりも、時間をかけて一つの作品にしっかりと向き合いたい」という想いがより一層強くなりました。そんな“デビュー”のような気持ちで迎える1本目が「浅草キッド」だということがとてもうれしいです。丁寧に取り組んでいきたいと思います。
有重陽一プロデューサー(日活) コメント
目の前の客を笑わせる演芸場には、距離が近いからこそ伝わる笑いがある。千三郎の芸に魅せられ浅草フランス座に転がり込んだ たけしは、「バカヤロー」と怒鳴られながらも、芸人として大切なものを学び、鍛えられてゆく。そんな二人の間には、特別な師弟の絆があった。コロナ禍で人と人との距離が離れていく今、忘れ去られつつある心に沁みる人情の尊さをこの映画で感じてほしい。
坂本和隆(エクゼクティブプロデューサー / Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター) コメント
人と人の繋がりの「奇跡」を、この物語は再認識させてくれます。一瞬の出逢いがその人の人生を大きく変えることがあるように、「世界の北野」の誕生にも知られざる奇跡がありました。我々と変わらぬ葛藤を抱えたたけし青年がビートたけしに成長していく過程のなかで、厳しくも愛情深い師匠との出逢いは、様々な人間関係が交錯する現代社会だからこそ誰もが共感する普遍的なドラマが存在します。大泉さん、柳楽さん演じる奇跡のアンサンブルを、映画というかたちで皆さまにお届けできることをいまからとても楽しみにしています。
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