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SixTONESジェシー主演舞台「スタンディングオベーション」開幕、優しい寺脇康文と稽古初日に相合い傘(会見レポート / 写真14枚) - 音楽ナタリー

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SixTONESジェシーが主演を務める舞台「スタンディングオベーション」が本日8月3日に東京・TBS赤坂ACTシアターにて開幕。公演前にゲネプロと囲み取材が行われた。

「スタンディングオベーション」ゲネプロの様子。

「スタンディングオベーション」ゲネプロの様子。

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ジェシー

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「スタンディングオベーション」は秋元康が企画・原作を手がける舞台。演出はウォーリー木下、脚本は粟島瑞丸が務める。本作は歴史劇「ジョージ二世」の上演劇場に殺人犯が紛れ込んだという設定で、ジェシーは劇中で繰り広げられる「ジョージ二世」の主人公・ジョージ二世を演じるイケメン俳優役で出演。劇場のバックステージや客席を行き来しながら事件解決に向けて動く刑事を寺脇康文が演じる。そのほかキャストには木場勝己水夏希有川マコト牧田哲也小林タカ鹿清水くるみらが名を連ねた。ステージセットには可動式のパネルが複数設置されており、客席やロビーの様子がリアルタイムで映し出される演出も。来場者がまるでその世界に入り込んでしまったかのように錯覚する仕掛けにも注目したい。

左から寺脇康文、ジェシー。

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囲み取材にはジェシーと寺脇が出席。楽しげに連れ立ってステージに現れた2人に記者が「息がぴったりですね」と声をかけると寺脇は「まあウマは合いますね。2人ともモノマネ好きなんです」と笑顔を見せる。本作で初めて単独主演を務めるジェシーは「ド緊張してますよ。メンバーの(京本)大我がミュージカルや舞台メインでやっていて、僕はバラエティでずっとふざけていくのかなと思っていたんで」と語り、「マネージャーから渡されたものをめくったら『ジェシー×秋元康』。え、ドッキリ?って思いましたよ」と本作への出演が決まったことを知った際のエピソードを明かす。共演者については「出演者の方々も豪華ですし、寺脇さんもいて『相棒』じゃんって(笑)。おじいちゃんが『相棒』を観ていたんです」とうれしそうに話した。

左から寺脇康文、ジェシー。

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スーツでパリッと決めた寺脇と一方で中世ヨーロッパ風の貴族のような衣装を着たジェシー。ずっしりと重そうな役衣装について記者が言及するとジェシーは「普段の衣装とはまた違ったいろいろな重みを感じてますね。座長というプレッシャーもありながら素晴らしい衣装と思い……いろいろな重みを感じています」と語る。寺脇は「まあ(ジェシーは)普段着から派手だからあんまり違和感ないね」とジェシーをいじって会場を笑わせた。

「スタンディングオベーション」ゲネプロの様子。

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記者からセリフの多さについて問われたジェシーは「今までにないセリフ量でびっくりしました。ソファで6度寝くらいしながら必死に覚えました。でも稽古が一番大事だと改めて思いましたね。役者さんたちの顔を見ながらセリフを言ったりジェスチャーを見たりして、皆さんお上手すぎて自分は大丈夫なのかと不安になったんですけどどうでした?」と寺脇に話を振る。「いやいや! 華があるし、大胆かつ繊細なんですよね、彼は。その両面を持っていると思います」と寺脇はジェシーについて語り、「初日の稽古が終わって雨が降っていて……」と初日のエピソードを明かそうとする。するとジェシーはそのパスを受け取り「僕が傘を持っていなかったので寺脇さんの傘に入れていただいてそのまま相合い傘をして駅まで行きました。本当に優しいんですよ。LINEでもアドバイスをしてくれて、家で『どんだけ優しいんだよ!』って独り言を言いましたもん」と寺脇との微笑ましいエピソードを報道陣に伝えた。寺脇から「自信を持ってやればいい。どんどんよくなっている」という応援の言葉をもらったというジェシーに記者は「自信になりますね」と声をかける。するとジェシーは「ジェシーだけにね……ジェシーだけに自信(じぇしん)あります!」と叫んだ。

「スタンディングオベーション」ゲネプロの様子。

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本作の見どころについてジェシーは「75歳を演じるシーンで声が低くなっているのが見どころ。この舞台は喉を使うので声帯が6個くらいほしいです。家に帰って取り替えたいくらい」とコメント。「スタンディングオベーション」という作品タイトルについては「僕はけっこうすぐ立ち上がるタイプなんですよ。バラエティでも心が動いたら立ち上がるんですけど、あれも一種のスタンディングオベーションだと思っていて。だからこの公演で少しでも心が動いて感じてくれるものがあればぜひ立っていただきたい。今は厳しい状況で、まず観に来れたという感動もあると思うので、キャストも客席も1つになって最後はみんなでスタンディングオベーションができたらと思います」と思いを述べる。寺脇が「じゃあさ、幕が開いたときにみんなが立ってたら?」と言うと、ジェシーは「そしたら最後に座ってもらいましょう。感動して座る」と“シッティングオベーション”を提案して会場の笑いを誘った。

最後に意気込みを問われたジェシーは「今までだったらハコがあって出演者がいてお客さんがいて芝居をやったり歌ったりするのが日常だったんですけど、時代的に大変な状況になりまして。来てくれるお客さんも不安な気持ちがあると思うんですけど、人生は1回だし、僕たちも不安ですけど落ち込んでいても始まらない。とにかく周りを意識しながら健康第一、安全第一でやります。観に来てくれた人の心が動いて『よし明日もがんばろう。コロナに負けないようにがんばろう」と思ってくれたら」と回答。そして最後に寺脇とともに「『スタンディングオベーション』成功させるぞ! ずどん!」という掛け声で囲み取材を締めくくり、漫才が終わったかのように挨拶をして息ぴったりにステージを下りた。

「スタンディングオベーション」は8月3~29日にTBS赤坂ACTシアター、9月4~7日に京都・京都劇場で上演される。

スタンディングオベーション

2021年8月3日(火)~29日(日)東京都 TBS赤坂ACTシアター
2021年9月4日(土)~7日(火)京都府 京都劇場

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