米現地時間7月30日、ロラパルーザ2022開催前日に本誌はJ-HOPEにインタビューを行った。J-HOPEの表情から緊張や不安を読み取ることはできない。ハイブランドのカジュアルな服装に身を包んだ彼は、時おりまぶしい笑顔を見せながら、歴史的瞬間への意気込みを語ってくれた。31日には、初の韓国出身アーティストとしてアメリカの大型音楽フェスティバルでヘッドライナーを務めると同時に、ソロアーティストとして初のライブパフォーマンスに臨む。
クールで落ち着いた様子とは裏腹に、J-HOPEはこの日のために休む間もなく努力し続けてきた。そんな彼は、自分自身に高い期待を抱いている。「J-HOPEというひとりのアーティストにとって、とてつもなく大きい挑戦であることは事実です。そして僕が前進するための重要な推進力でもあります」と、J-HOPEは通訳を介してバックステージのアーティスト専用エリアで本誌のインタビューに応じてくれた。「だからこそ、しっかり準備をする必要がありました。とても意義ある時間であると同時に、アーティストとしての僕にとっても大切な舞台ですから。このパフォーマンスが終わったら、いろんな感情が押し寄せてくると思います。そうした感情は、アーティストとして次のステップに進むうえで僕を助けてくれると信じています」。
この日のための準備には、「MORE」と「Arson」という2作のデビューシングルはもとより、初のフル・ソロアルバム『Jack in The Box』の収録曲を徹底的に練習し、パフォーマンスを完璧に仕上げることも含まれた。J-HOPEは、アルバムの収録曲を初めて披露することを何よりも楽しみにしている。「アルバムの収録曲は、どれも僕がいままで披露したことがないスタイルの楽曲です」とJ-HOPEは話す。「ライブで歌うのが難しい曲なので、たくさん練習しました」
デビューシングルのパフォーマンスには、かなりのエネルギーが必要だとJ-HOPEは語る。だからこそ、リハーサルには多くの時間を費やした。「自分の声とオーラだけを頼りにシングルを披露しなければいけません。ダンスという特技の力を借りることはできませんから」と続ける。「そういう意味でも、デビューシングルには徹底して力を注ぎました。どちらも僕にとって重要な意味を持つ楽曲ですから」
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