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志尊淳 急性心筋炎での入院、リハビリを回顧 ICUからLINEで母に遺書を「家族に何か言葉を…って」(スポニチ) - 毎日新聞

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 俳優の志尊淳(28)が20日放送のTBS「A―Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。21年3月から急性心筋炎で入院していたことについて語った。

 「3年前くらいに。心臓病やっちゃって」と話す志尊は当初、「ちょっとだるいなっていうのはあったんですけど、立ち上がった時に、心臓がバババババババってなって。何だこれ、変だなと思ってまたトイレで排せつ中にまたバババババってなって息できなくなって、目の前真っ白になったんです。で実家に行ってまたトイレしてる時に同じ現象が起きて、戻って来たら家族が“顔色がやばい”ってなって」と振り返った。

 1度病院に行ったものの、「大丈夫です」と家に帰ったというが、翌日朝、「これやばいな」と思い再び病院に行くと、医師からは「よく1人で来れましたね」と声をかけられたという。

 「そういう状況じゃないんで」とも言われ、すぐ手術台に横になるようにと指示があった。「ちょっとトイレだけ行っていいですか」と話すと、医師からは「何言ってるんですか」との言葉が。「排せつは心臓を使うんでダメ」とも言われ、カテーテルの手術をその場で受け、「パッて目覚めたら、ICUで“入院です”みたいな」」と回顧した。

 入院は約1カ月だったと言い、「そっから2カ月ぐらいリハビリ期間をもうけて。1カ月ずっと寝たきりだったんで、筋力がなくて」と明かした。その後、「やっと動けるんだ」と始まったリハビリは最初、椅子から立って座るを3回行うというものだったが、「“いやいや、楽勝っすよ”って言ったら起き上がれなくて」と語った。

 その後徐々に回復し、「トイレに自分で行けた時めちゃくちゃうれしかったし、カテーテルが取れた時もめちゃくちゃうれしかったし。なんかやっぱり日常のありがたさみたいなのを感じる。人生豊かになったなって今思ってます」としみじみと話した。

 MCの笑福亭鶴瓶と「Kis―My―Ft2」藤ヶ谷太輔は、志尊の母に事前取材を行ったという。鶴瓶が「お母さんが言うてはったけど、お母さんにメールで遺書送ったんやな」、藤ヶ谷は「入院って言っても最初は大丈夫んだと思ってたけど、やっぱり遺書のLINEが届いて、えーっと思って見てたら涙が止まらなくなって」と母の言葉を明かした。

 志尊は「送りました」と明言。「入院って意識はあるんで、ベッドにいる感じ、なんか具合悪いとかはなくて、でもICUなんでいろんな患者さんいらっしゃる中で寝れなくて。いつ悪化するか分かんないから、署名するんです。“もし、意識がなくなったら人工心肺に切り替えてもいいですか”みたいな」と語ると、「その署名した時に、死ぬ前になんかしたいことってパーッって思い浮かんだのが、僕はやっぱり家族で。家族に何か言葉を伝えたいと思って、送ったと思います」と続けた。

 鶴瓶はさらに母の言葉として「やっと手離れたと。安心した矢先にこんなことやったから」と紹介すると、志尊は「そうですね。でも母親は僕の前では涙とか一切見せずに“大丈夫だよ淳”みたいな感じで僕には言って来てて。で僕は病室で毎日朝起きたらと夜寝る前、家族に動画を撮って送ってたんですけど」とも明かした。

 「“今日も生きたぜー!”“今日も起きれたよー”みたいなLINEをして。日常でそういう思いを伝えることって凄く大事だなって僕は思いましたね」と志尊。「じゃあ実際今病気から2、3年たちました。今その日常に感謝できてるかっていうと慣れちゃうんですよ。要所要所で思う時はあるんですけど」とも話した。

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