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「キネマ旬報ベスト・テン」日本映画1位に「スパイの妻」 - NHK NEWS WEB

この作品は、太平洋戦争の直前に国家機密を偶然知ってしまい、正義のために世間に公表しようと暗躍する男性とその妻の物語で、黒沢監督はこの作品でイタリアのベネチア国際映画祭で監督賞に選ばれています。

黒沢監督は、1位に選ばれたことについて「戦争という非常に重たいテーマを中心に据えながら、サスペンスやメロドラマなど娯楽映画の構造を同時に実現したのは日本映画にこれまであまりなかったので、その目新しさを含めて評価されたのかと思います」と語りました。

一方、外国映画ではポン・ジュノ(奉俊昊)監督の「パラサイト 半地下の家族」が1位になり、外国映画監督賞もポン・ジュノ監督が受賞しています。

また、日本映画監督賞は、去年4月に亡くなり「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」が遺作となった大林宣彦監督が選ばれました。

各部門で2位以降に選ばれた作品は、5日に発売される「キネマ旬報」の誌面で発表されます。

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