1つは『作品の持つ力』で「本質的には何よりも作品のすばらしさだと思う。アニメーションとしてクオリティーの高さがあり、物語をはじめ、迫力のバトル、仲間との友情、最強の敵、それに加えて大正時代の日本という舞台、妹や家族への思い、敵である鬼の内面のドラマ、そういうところが日本人の琴線に触れるテーマ性があって、国民的なヒットにつながった」と話しました。
もう1つは映画が公開された際の状況で、新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの人が映画の公開前に原作となった漫画や映画の前段の物語を描いたテレビアニメーションを自宅で楽しんでいたと指摘しています。
そのうえで「漫画の読者とアニメ視聴者がそもそも激増していた。また、ハリウッド映画の公開延期を受けて、映画館のスクリーン数と上映回数を最大に確保できた。そういった中で映画を公開できたことが、大ヒットの理由だと思っています」と説明しました。
そして、次回作について問われた市川常務取締役は「『鬼滅の刃』の劇場版に関しては、ぜひ次回作もやっていただきたいと思っています。また劇場で見たいという声が高まると思うので、ファンの皆様を代表して、映画の配給の立場から、劇場版をやっていただきたいと強くお願いしていきたい」と期待を寄せていました。
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