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藤井聡太王位が長考の末、32手目を封じ手 王位戦第4局 両者一手ごとに時間、神経戦に:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

立会人の中田功八段(右)に封じ手を渡す藤井聡太王位(左)。右から2人目は佐々木大地七段=15日午後6時17分、佐賀県嬉野市で

立会人の中田功八段(右)に封じ手を渡す藤井聡太王位(左)。右から2人目は佐々木大地七段=15日午後6時17分、佐賀県嬉野市で

 将棋の藤井聡太王位(21)=竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=に佐々木大地七段(28)が挑む伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負(東京新聞主催)の第4局が15日、佐賀県嬉野市の和多屋別荘で始まり、午後6時11分、後手番の藤井が32手目を封じて初日を終えた。

 藤井の3連勝で迎えた本局は、第2局に続いて相掛かりの戦型に。序盤、藤井は飛車先の歩を交換したのに対し、佐々木は3七桂(19手目)と攻撃形を整備。ここで藤井は昼食休憩を挟む1時間45分の長考で7六飛(20手目)と攻めの形をつくった。互いに一手ごとに時間を使う神経戦の後、佐々木は2二角成(27手目)から7七金(29手目)、8六金(31手目)と、藤井の飛車を攻めた。この局面で藤井が再び長考に沈み、次の手を封じた。立会人の中田功八段(56)は「藤井王位に攻められる前に佐々木七段が動いた。難解な局面で、両者とも手を探り合っている」と話した。

 持ち時間は各8時間で、初日の消費時間は佐々木3時間8分、藤井4時間46分。2日目の16日は午前9時に再開し、同日夜までに勝負が決まる見通し。

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