漫才師西川のりお(72)が18日、ABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」にゲスト出演し、「週刊文春」に一般女性への性的行為強要疑惑を報じられたダウンタウン松本人志(60)に、記者会見の開催を促した。

「記者会見したら、自分がシロやったら、きっちり言えると思うんですよ。一般視聴者の人も、ファンの人もね、本人が出てきて(会見した方が)スッキリすると思う。その上で、僕の名誉を毀損(きそん)した、裁判するって会見で言えばいい」

のりおはこの日、時事ネタや話題を取り上げるコーナーに登場。「ダーン、ダーン、バキューン、バキューン」とハイテンションで声を音波にのせた。「最近のお笑いニュース」で、最初のニュースとして松本の芸能活動休止が取り上げられると、のりお節がさく裂した。

「うちの会社もね、彼もね、裁判までやると言ってるけど、これはもう司法に任せるからね」

裁判への注力で、活動休止を決めた松本に向けて続けた。

「まず、ほんとに自分に何もなかったら、休業することない。やましくないんやったら、活動休止とかせんでええわけで。それが『ひょっとしたら迷惑かかるかもしれんし』って、なんでかな? って。やましくなかったら裁判に打ち込む必要もないのよ。なんぼスポンサーおりた言うても、自分がシロやったら続けたらええんですよ」

松本の決断に疑問を投げかけた。さらに、裁判ともなれば「勝ったとしても、これ、2年3年かかるわけです。そしたら、知らなかった人も知ることになるわけですよ」とも心配した。

また、かつて島田紳助さんが電撃引退したケースに触れ「思い出してください、島田紳助の時」。紳助さんが引退した後、テレビ界には代わる才能が次々に出てきた流れも指摘した。

一方で、報道を受けて、所属の吉本興業が「事実無根」と主張した後で、アテンド役とされた新たな芸人の名が浮上するなど、混迷を極めている。

のりおは、これに「会社の初動ミスでしょう」。あくまでも、まずは「事情を聴く」からスタートすべきだったとも斬った。