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全201話『おジャ魔女どれみ』エピソード総選挙 細田守の演出回は外せない - KAI-YOU

映画『魔女見習いをさがして』の公開を記念して、テレビアニメ『おジャ魔女どれみ』全201話を対象にエピソード総選挙が開催決定。

投票期間は11月1日から11月10日(火)まで。あわせて投票を受け付ける特設サイトでは、全201話のタイトルが一挙公開。ファンが選んだベスト3は後日発表される。

総選挙に先立ち、ニコニコ生放送とGYAO!では、一挙放送企画「#1Wおジャ魔女チャレンジ!」が11月5日(木)22時まで開催中だ。

「プリキュア」以前を代表する女児アニメ『おジャ魔女どれみ』

1999年から4年間にわたり放送された『おジャ魔女どれみ』は、シリーズから20年経った現在でも根強い人気を誇る。

放送当時のシリーズ最高視聴率は13.9%を記録。「プリキュア」シリーズ以前を代表する女児向けアニメだ。

映画『魔女見習いをさがして』

従来の魔法少女ものらしいファンタジーに加え、クラスメイトや家族との間で生じる困難を、どれみたちが自らの力で乗り越える姿は視聴者に大きな影響を与えた。

11月13日(金)からは20周年記念映画『魔女見習いをさがして』が公開。女性3人が『おジャ魔女どれみ』ゆかりの地を巡る旅の中で、自身と向き合う物語だ。

大好きなエピソードを探して投票しよう

全201話、4年間にわたるテレビシリーズから選ぶのは難しいところ。今回はKAI-YOU.net編集長・恩田が、特に印象に残っているエピソードをピックアップした。

【編集長・恩田の『おジャ魔女どれみ』ベストエピソード】

・『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』第40話「どれみと魔女をやめた魔女」

おそらく多くの人が選ぶはずのこのエピソードは、細田守さんによる演出回。どれみの前に現れた魔女をやめた魔女こと未来。彼女との時間を通じて、どれみは人ではない存在・魔女として生きることの絶望や孤独に少しだけ触れる。変身もしない、意味深なカットが繰り返し登場するなど、メインの視聴者にとっては盛り上がりに欠ける回だったかもしれないが、異色の雰囲気は強烈に記憶に残っているはず。

「どれみ、私と一緒に来る?」──小学6年生のどれみに、未来が大きな決断を迫る瞬間は見逃せない。余談だが、未来の声は『時をかける少女』などで知られる原田知世さんが担当。細田さんはその後監督として、劇場版アニメ『時をかける少女』を手がけている。

・『も〜っと! おジャ魔女どれみ』第45話「みんなで!メリークリスマス」

正確に言うと、この話数だけじゃない。第20話「はじめて会うクラスメイト」、第38話「学校に行きたい!」という一連のエピソードで描かれた、不登校のクラスメイト・長門かよことの物語だ。最終的に第45話で、彼女は学校の自分の教室に登校できるようになる。基本的には1話完結のエピソードが多い中で、3回と話数を使って、彼女が学校へ行けるようになる過程と、それに協力すべく奮闘するどれみたちの過程を丁寧に描いている。魔法の印象はあまりない……のだけど、屈指の名エピソードと言って間違いなし!

・『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』第17話「秘密基地を守れ!」

「秘密基地」というキッズが大好きな言葉からわかる通り、子供だけの場所が大人によっておびやかされる(って言うほど穏やかじゃないわけじゃない)話。どれみたちはクラスメイトの1人・宮前が中心になって進める飛行機づくりに協力。「STAY GOLD」と名付けられた飛行機は着々と完成しつつあるのだが、そんな矢先に先生にバレてしまう……のだが、そこからの展開が秀逸。宮前は教師に止められる前に飛行機を飛ばそうとする、阻止しようとする教師をどれみたちが止める、みんなが協力してつくり上げた飛行機は飛ぶのか?──どことなく『ぼくらの七日間戦争』のような雰囲気を漂わせている。

※『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』第12話もかなりの衝撃作だが、同作は配信作品のため割愛した。

リアルタイムで見ていた頃の思い出のエピソードや、新たに発見したお気に入りのエピソードなど、あなたの思い出と共に、好きなエピソードに投票しよう。

©東映・東映アニメーション

1999年生まれ。趣味は漫画を読みながらその漫画の世界観にあった音楽を聴くこと。好きなフォントはラグランパンチ。

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