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劇場版『鬼滅の刃』“予備知識ゼロ”で観た人から飛び出した「素朴な疑問点」(ふたまん+) - Yahoo!ニュース

 10月16日から公開になった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、公開3日で興行収入46億円を突破。日本映画史上、類を見ない最高のスタートダッシュを決め、今や社会現象と言っても過言ではない。『鬼滅の刃』の人気ぶりは映画公開前からさまざまなメディアが取り上げ、アイドルや女優、芸人たちが話題にしたり、コスプレに挑戦するような盛り上がりも見せている。 【画像】元グラドルのやわらかそうな「甘露寺蜜璃コス」  そこに映画の快進撃が重なり、原作コミックやアニメをまったく見たことのない層にまでブームは浸透しつつある。実際、私の知人は『鬼滅の刃』に関する知識が皆無にもかかわらず今回の映画に興味をいだき、「無限列車編」を一緒に観ることになった。  その知人はスクリーンで初めて観た『鬼滅の刃』の壮大な物語と美しい映像、声優陣の魂のこもった演技に感動の涙まで流していたが、あらためて映画の話を聞いてみると、当然ながらあやふやな部分が多数あることが判明。  そのせいで映画鑑賞後に作品に関する質問攻めを受けたが、そこから『鬼滅』初見の人がどのあたりに疑問を感じるのかが浮き彫りになった。その中の映画のネタバレにならない部分を抜粋しながら、作品を知らない人のために簡単に解説していこう。

■鬼滅初見の人が「気になった」2人の存在

『鬼滅の刃』の知識ゼロの知人が、映画で最初に気になったのが嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)の存在だという。彼の「頭がイノシシで上半身裸」という奇抜なスタイルを見て「イノシシと人間のハーフ」だと勝手に思いこみ、鬼が登場する物語だから狼男のようなキャラがいても不思議はないと考えたそうだ。しかし物語の途中で「被り物」というセリフが出てきて、初めて伊之助も普通の人間だと気づいたらしい。  作品を知らない人のために補足すると、伊之助とは主人公・炭治郎の同期の仲間であり、ちょっと好戦的な剣士だ。山育ちの本物の野生児で「実は素顔は美少年」である事実を知人に伝えると、がぜん伊之助に興味を持っていた。  次に知人が気になったというのが、炭治郎が背負う箱の中に入っていた女の子・竈門禰豆子(かまど・ねずこ)の存在。とくに「口に竹をくわえている」のが気になって仕方がなかったそうだ。鬼滅を知る人にとっては当たり前すぎる禰豆子のスタイルだが、作品を知らない人の目には「あれはなんだ!?」と奇異に映ったのだろう。  言うまでもなく禰豆子は炭治郎の妹。炭治郎の不在時に家族全員が鬼に襲われ、唯一生き残ったのが禰豆子だ。そのとき鬼の血を浴びてしまったことで、禰豆子は鬼と化してしまう。ただ普通の人食い鬼と違って、なぜか禰豆子は人の肉を食べなくても我慢できる上、人を襲うこともなくなった。それでも「日の光が苦手」という鬼の習性があるので、日中は箱の中に入っているというワケだ。  それと竹をくわえているわけじゃなく、あれは「竹で作られた口枷」をつけている。鬼の本能に負けて人間を食べないように、という意味がある……と知人に伝えると、一応納得はしていた。

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