AKB横山由依(29)が9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。AKB48の9期生として09年11月15日に劇場デビューしてから4408日目。汗がしみこんだ学舎を後にして、アイドル活動を終えた。

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横山は今後、タレント活動を継続しながら、本格的に役者として、演技をさらに磨いていく。もともとは歌手志望。10月には劇作家根本宗子氏のブランニューオペレッタ「Cape jasmine(ケープ・ジャスミン)」で主演するなど、今後もミュージカルなど、「歌」に携わる仕事への意欲をみせている。関係者によると、卒業後も映像作品をはじめ、舞台出演の依頼があるという。

8日に29歳を迎えた。19年3月の総監督退任後のこの2年は、個人活動にも注力してきたが、本格的に挑戦するには遅いタイミングだろう。それでも研究生時代からコツコツと汗を流し、周囲の信頼を得て、大所帯のグループを束ねる総監督になった。

1度仕事をした相手から好かれるという人柄も武器に、たとえそれが30代後半や40代で“遅咲き”になったとしても、きっと花開くはずだ。【大友陽平】