ヒップホップアーティストのKOHHとして活動していた千葉雄喜さんが、文芸誌『文學界』でエッセイ連載を開始することが明らかとなった。
掲載されるのは、12月7日(木)に発売される『文學界』1月号となる。
『文學界』が公開した目次では「KOHHを引退して二年。いま、千葉雄喜が考えていること、していること」と記されており、現在の胸中を知ることのできる貴重な内容となりそうだ。【リニューアルしました✨】12/7発売📷文學界1月号の表紙と目次です。又吉直樹さん、村田沙耶香さんの創作に、東畑開人さん、千葉雄喜さん、ビブリオ・オープンダイアローグ、と新連載が3本!金原ひとみさん×渡辺ペコさんの対談も。今月号からデザインはREFLECTAさん、表紙画は下山健太郎さんです。 pic.twitter.com/C6JXIstpZO
— 文學界 (@Bungakukai) December 5, 2023
日本のヒップホップシーンを変えたラッパー・KOHH
KOHHさんは、東京都北区王子出身のラッパー。本名は千葉雄喜。2008年より活動を開始。独自の語りかけるようなフロウと、当時の日本ではまだマイナーだったヒップホップのサブジャンル「トラップ」を普及。
日本のヒップホップシーンに絶大な影響をもたらし、多くのフォロワーを生んだ。
海外からの評価も高く、マライア・キャリーさんとの「Runway」、宇多田ヒカルさんとの「忘却」、韓国のラッパー・Keith Apeさんとの「It G Ma」、中国のヒップホップクルー・Higher Brothersとの「We Talkin Bout」など、世界的なアーティストとも共演。数々の楽曲を発表した。
人気絶頂の最中、KOHHさんは、2020年1月に開催されたライブにて、次作で「KOHH名義でのアーティスト活動から引退する」ことを突如表明。同年4月、ラストアルバム『worst』をリリース。2021年末までファイナルツアーが行われ、2021年12月28日には、引退前のラストライブとしてザ・クロマニヨンズとのツーマンライブで幕を閉じた。
現在はSNS上でも活動をうかがい知ることはできず、『文學界』での連載開始は“千葉雄喜”としての彼と、KOHHとしての過去を知るまたとない機会となる。
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