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結城貢さん4月に死去していた 「料理は愛情」キャッチフレーズ81歳料理研究家、がん転移で入退院繰り返していた - スポーツ報知

 「料理は愛情!」をキャッチフレーズに、フジテレビ系「夕食ばんざい」などの出演で知られた料理研究家の結城貢(ゆうき・すすむ)さん(本名同じ)が4月24日、直腸がんのため都内の病院で死去していたことが20日、分かった。81歳だった。

 スポーツ報知の取材に応じた結城さんの妻で元女優の由紀子さんによると、結城さんは昨夏、直腸がんが判明し同9月に手術を受けたところ他の部位にも転移がみられたといい、入退院を繰り返していた。結城さんは東京・原宿で割烹(かっぽう)「結城」を営んでおり、由紀子さんによると「病院でもずっと料理や店のことを考えていました」。最期は由紀子さんにみとられ、静かに眠るように旅立ったという。

 1940年、旧満州・旅順生まれ。香川・善通寺市で育ち、日大卒業後、会社員生活を経て料理の道へ。1980年代に「オールナイトフジ」の「結城先生の真夜中のお料理教室」、90年代には同局の「夕食ばんざい」に出演。短髪に着物、だみ声がトレードマークで、料理が苦手なゲストに対する毒舌だが愛のある小言が人気を博していた。近年はテレビの仕事をセーブしていたが、病が明らかになるまでは毎日店に立ち、料理の腕をふるっていた。プライベートでは89年に由紀子さんと結婚。2人の娘にも恵まれた。

 葬儀・告別式は4月27日、結婚式を挙げた東京・渋谷区の延命寺で近親者のみで営まれた。喪主は由紀子さんが務めた。結城さんの誕生日である8月6日に納骨を予定している。

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