将棋の羽生善治九段が16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第81期順位戦B級1組1回戦で、先手の山崎隆之八段を破り、公式戦通算1500勝を達成した。
1500勝は将棋界初の快挙。1985年に四段に昇段し、86年1月にデビューしてから36年5か月、51歳8か月での達成となった。今年4月から新たに創設された「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られる。
通算成績は2156戦1500勝654敗(タイトル戦の持将棋2を対局数に含む)。勝率は約6割9分6厘。
羽生は第52期から、名人9期を含み、29年間いたA級から降級。30年ぶりのB級1組での対局となったが、同じく降級組の山崎に中盤から差を付け、A級復帰に向けて絶好のスタートを切った。
通算1364勝で、勝数歴代3位の谷川浩司十七世名人は「前人未到の1500勝達成、おめでとうございます。羽生九段の素晴らしいのは、相手に力を出させないのではなく、盤上の真理を追究し、お互いにベストを尽くした中で勝ち星を積み上げたことです。羽生さんにとっては通過点だと思います。これからも将棋界をけん引しながら、名局、熱戦で将棋ファンを魅了し続けて下さい」と十九世名人の、さらなる記録更新を期待した。
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