最終話では、桐沢の指導のもと何度も立ち上がってきた松葉台高校ボクシング部が前年の雪辱を果たすべく、ふたたびインターハイ予選という未来を懸けた運命のリングに上がる。惨敗という目も当てられない結果から1年“不撓不屈”(ふとうふくつ)の精神ではい上がってきた桐沢&ボクシング部にとって、まさに人生のハイライトとなる一世一代の勝負が繰り広げられる。
この、インターハイ予選のシーンをもってドラマはオールアップということで、木村、満島、高橋のほか安田顕、、山田杏奈、村上虹郎、坂東龍汰、佐久本宝、吉柳咲良、櫻井海音、阿久津仁愛、大朏岳優、川原瑛都、内田有紀、生瀬勝久、柄本明らが、感無量の面持ちで撮了となった。
木村は自らリングの上で満島や部員役のキャストたちを迎え、スパーリングを始めたかと思ったら、そのまま花束を手渡して熱いハグを交わすなど、キャスト陣を盛り上げる名コーチぶりを発揮。さらに子役の川原を肩車してリング上に連れて行ったり、劇中では桐沢に厳しく接する役を演じていた内田とも息ぴったりの軽いスパーリングをしたりと、心温まるコミュニケーションを取りながら、健闘を讃えた。
満島は「撮影3日目くらいまでは記憶がなくて…。『私、大丈夫だろうか?』と思うほどドキドキして、撮影後に夜の公園を散歩しないと気持ちが収まらないくらいでした」と、撮影序盤の昂ぶりを述懐。さらに「ドラマに出演するのは4年ぶりでしたけど、現場で木村さんの姿勢を見て、自分にこれまで足りなかったものなどにも気づき、いろんな感情が生まれていたように思います」と、濃厚な撮影で得た収穫を明かす。
最後のあいさつをするためにリングの中心に立った木村は、キャスト・スタッフ、さらにはエキストラにも感謝の言葉を述べながら「自分が次に挑むリングがどういうものになるかはまだ分かりませんが、次のリングにも全力で、覚悟を決めて上がりたいと思います。もしそのリングでお会いしたら…その時はまたよろしくお願いします」と揺るぎない決意を表明し、最後まで現場の熱量を高めていた。
悲願のインターハイ出場を懸け予選に挑む松高ボクシング部、そして桐沢。さまざまな壁にぶち当たり、迷い悩みながらも切磋琢磨してきた彼らの行く末、桐沢と葵の恋の行方とは一体。最終回では先日放送されたメイキング番組で撮影現場に潜入し、木村の粋な計らいでドラマ出演を約束してもらった土佐兄弟も登場。「高校生あるあるネタ」でおなじみの土佐兄弟が、なんと他校の高校生として出演するとのことで、こちらにも注目だ。
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