将棋の藤井聡太竜王(19)が12日、第71期王将戦七番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の第4局で渡辺明王将(37)=名人・棋王と合わせ三冠=に勝ち、対戦成績4勝0敗でタイトルを奪取した。王位と叡王、棋聖も保持する藤井竜王は、史上4人目の五冠を19歳6カ月の史上最年少で成し遂げた。
第4局は11、12の両日に東京都立川市で指された。先手の渡辺前王将が採用したのは、得意戦法の一つの矢倉。ハイペースで序盤の駒組みが進んだ後、中盤に突入。目まぐるしく攻守が入れ替わる戦いの末に藤井竜王が勝利をつかんだ。
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