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坂口健太郎、“運命”変えた警備員さんに感謝「僕はこの場にいないかも…」 - ORICON NEWS

映画『余命10年』高校生限定試写会イベントに登壇した坂口健太郎(C)ORICON NewS inc.

映画『余命10年』高校生限定試写会イベントに登壇した坂口健太郎(C)ORICON NewS inc.

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 俳優の坂口健太郎が27日、都内で行われた映画『余命10年』(3月4日公開)高校生限定試写会イベントに女優・小松菜奈とともに登壇した。事前アンケートで選ばれた高校生が、ステージ上で2人に生質問。映画の内容にちなみ、自身の運命を変えた出来事や出会いを聞かれた坂口は「仕事って考えるとモデルのオーデションかな」と振り返り、その後の人生に大きく影響した“警備員さん”の存在を明かした。

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 原作は、ヒロインと同じく余命10年を生きた小坂流加氏が2017年に発表した同名小説を実写化。二十歳(ハタチ)で難病となり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉(小松)と、生きることに迷い、自分の居場所を見失っていた和人(坂口)のラブストーリー。

 実は、かつてそのオーディション会場を間違えるという失敗をしてしまったという坂口。「全然違うビルで待ってたんです。それも運命だと想うんですけど…30番目くらいの順番だったんですけど遅れたことで、僕は最後になっちゃった。間違えたビルに声をかけてくれた警備員さんが『ここは違うよ』と教えてくれなければ、僕はこの場にいないかもしれない」と苦笑する。

 「これがなかったらモデルもやってないし、モデルをやってたから今、お芝居してて。運命は変わっていくと思うけど、その警備員さんが変えてくれたのかな?」としみじみと回想。感謝の気持ちを込めて「警備員さ〜ん…その人も覚えていないけど」と手を振りながらおどけてみせた。

 一方で小松は「私は映画に出会えたこと」と挙げ「18歳のときのデビューが映画から始まって。映画の現場で、仕組みというか、こういうふうに映画ができているんだと知れて、すぐではなかったけど、『映画で生きたい』と思わせてもらった。1番の出会いだった」と噛みしめる。

 どこに魅力を感じているかについて「現場が本当に好き。現場でしかわからないことってすごく、たくさんあって。今はこうして表に出て話をさせていただいているけど裏側には色んな人の想いだったり、役者さんだけじゃなくて、いろんな部署ごとの方が協力して作ることが性格に合っている。『これだ』と思えたのが映画でした」と人生のターニングポイントを振り返っていた。

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