若手ダンサーの登竜門、第50回ローザンヌ国際バレエコンクールの決選が5日、スイスで行われ、大阪府東大阪市出身でスイスの「チューリッヒダンスアカデミー」に留学している田中月乃さん(17)が2位に入った。優勝は米国のダリオン・セルマンさん(17)だった。
日本人の2位は2014年の前田紗江さん以来、8年ぶり。田中さんはスイスで2年以上研さんを積んだ優れたダンサーらに贈られる「ベスト・スイス賞」にも輝いた。
この日は決選進出者20人がスイス・モントルーの劇場で古典と現代舞踊の課題作品を披露した。田中さんは古典で「ジゼル」を表情豊かに踊る一方、現代舞踊では大人びた表情で打楽器のリズムをとらえて多彩な動きをきびきびと見せ、指をさすなど勇壮なポーズも決めた。踊り終えると熱い拍手が起こり、満足そうな笑顔を見せた。
舞踊評論家の森菜穂美さんは「レベルの高い出場者の中で、2位に入ったのは快挙。『ジゼル』では役柄の心情がよく伝わってきたし、人柄も感じられた。総じてテクニックが優れていて思い切りが良かった。現代舞踊が上手に踊れるのは今後の強みになるでしょう」と話していた。
同コンクールは15~18歳の男女が対象。入賞者は奨学金を得て、世界の一流バレエ学校やバレエ団で1年間学べる。今回は予選のビデオ審査に39の国と地域から376人(うち日本から82人)が応募した。
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