なにわ男子の道枝駿佑(19)と女優福本莉子(21)が、映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督、7月29日公開)にダブル主演することが11日、分かった。道枝は映画初主演。うその告白をきっかけにひかれあった2人の、はかなく切ないラブストーリーを描く。

19年の電撃小説大賞に輝いた一条岬氏の小説が原作。福本は、眠りにつくと記憶を失ってしまう病気「前向性健忘」を患ったヒロインの日野真織を、道枝は、真織を献身的に支えながら自らも大きな秘密を隠している同級生・神谷透を演じる。三木監督は「まぶしさの真っただ中にいる2人だからこそできる、想いのはかなさ、尊さを、大切に描けたら」と期待を寄せた。

現在撮影中。映画初主演について道枝は「とてもうれしかったですし、しっかりと悔いのないように自分らしくやり切りたい」とコメント。「10代最後の映画になるので、10代を締めくくれる、自分のターニングポイントとなるような作品になれば。役者として一回りも二回りも成長したいです」と誓った。

昨年10月期のテレビ朝日系「消えた初恋」でも道枝と共演した福本は「透くんとの関係性が大事になってくるお話なので、共演したことのある方で良かったなと思いました」と話した。「原作を読ませていただいて、涙が止まりませんでした。難しい役で不安も大きいのですが、頑張らなきゃな、という気持ちでいっぱいです」と意気込んだ。