冒頭は菅田の口上で幕開けした。「僕にとって初めてのレギュラーラジオ番組、5年前ラジオを始めるにあたって、ちょっと考えてみたんですよ。一体ラジオってなんなんだろうって。本質って一体なんなんだろうって。その時僕はこう思いました。ラジオって、人間そのものなんじゃないかな。菅田将暉という人間がラジオの前のあなたとつながる。そこに存在するのは人間だけ。ラジオは人間そのものだと。ええ、もちろん、今でも僕はそう思っています。出演者は僕とあなた。人間菅田将暉劇場、今夜閉幕です」。
本来であれば、先週の放送で最終回を迎えるはずだったが、菅田が新型コロナウイルスに感染したため、松坂桃李が代打を担当。菅田は「本当にありがたかったです。さすがというか、楽しい放送で、僕も聞きました。楽しかったですけど、もうパーソナリティーやったやん、完全に(笑)。リスナーとの距離感も」と賛辞を送りながら「この番組をワンピースになぞるのはいただけないな。そういう余計はパスはしないでいただきたい(笑)。いつも聞いているリスナーやったら、わかると思うけど、伏線の回収とかしませんから(笑)。張ってないから。普通に最終回やらせてくださいよ」と笑いを交えて感謝を伝えた。
“伏線の回収はない”とのことだったが、初回放送では番組冒頭で「ラジオって、やっぱり人間そのものなんじゃないかって思った。菅田将暉という人間が、ラジオの前のあなたという人間とつながる。出演者は僕とあなた…人間・菅田将暉劇場、開演です!」との口上を披露し「最初、決まりましたね! ANN史上一番カッコいい語りから始めようということでやってみたんですけど、深そうなこと言っていて、中身ゼロですからね」と語っていたことを踏まえると、5年がかりでの回収となったとも言える幕開けとなった。
その後は、フリートークやコーナーも行っていくと、あっという間にエンディングの時間に。リスナーから笑いと愛にあふれた“送辞”が送られる中、菅田は“答辞”として、思いを込めたコメントを寄せた。
「かしこまったあいさつもできないけども、うーんどうしよう。ラジオというカルチャーが特殊やなと思ったのは、パーソナリティーがいるけど、特にウチのラジオはリスナーのメールとともに進行していくわけじゃないですか。顔も知らない相手と一緒に、5年間毎週やっているのはすごいことやなと。ゲストが来ると、みんな表現者のプロたちなんですよ。彼らが、放送中は言わんけど、みんながリスナーって面白いんやねってすごく言ってくれる。普段どんな生活をしているかしらんけど、上から言うわけじゃないけど、けっこうすごいことやっていたんじゃないかなと。次どっかで会った時にぜひ声をかけてくれたらうれしいなと思います」
最後のトークでは、鼻をすするような音も聞こえながら、あくまで明るいトーンで万感あふれる言葉で締めくくった。
「リスナーは泣いているかな? 泣いているからいいってわけじゃないけど、少しでもいい意味のあるものになってくれていたらいいと思うし。ほかにも楽しい番組はたくさんありますので。いずれ、誰かのゲストなのかもわからんけど、また来ることもあるかもしれないし。この番組は終わりますけど、また自分に合った場所を見つけてくださいよ。一生ラジオをやらんっていうわけではないし、またそういう出会いがあればなと強く思いますけど。こんな時間をもらえて感謝ですね。この世界入って、このラジオで1個区切りなんですよ。菅田将暉業(ぎょう)というのが。その第1章みたいなものが、みなさんと終えられたらなと。また、会える日を楽しみにしています。というわけで、5年間お付き合いいただき、ありがとうございます! ほな!」
来週からは、Creepy Nutsが同枠を担当する。番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
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