関ジャニ∞大倉忠義(36)が、右低音障害型難聴と両側耳鳴りのため、一定期間活動休止すると29日、所属するジャニーズ事務所の公式サイトなどで発表された。今月25日から休養に入っており、グループは当面の間4人で活動する。7月に横浜・日産スタジアムと大阪・ヤンマースタジアム長居で行われるデビュー18周年ライブ「18祭(じゅうはっさい)」での復帰を視野に入れ、前向きに判断したという。

同事務所は公式サイトで「主な症状としましては、低音の聞き取りづらさや、耳鳴りなどがございます。再発を繰り返すと悪化する恐れがあることから、医師より、一定期間休養すべきとの指導をいただきましたので、活動を休止することといたしました」と説明した。

1年半ほど前から耳鳴りの症状が出始め、定期的に通院しながら様子を見ていたが、今月以降症状が悪化したという。大倉もファンクラブサイトで「病院に行くと、ストレスが原因だそうです」などと報告した。

関ジャニ∞で主にドラムを担当しており、複数のレギュラー番組も抱え、ソロでもドラマなどで活躍している。18年以降は関西ジャニーズJr.などのプロデューサーとしても活動し、多忙な日々を送っていた。ジャニーズ事務所は「意欲的に活動しておりましたが、その責任感の強さゆえ、本人の自覚以上に疲労が蓄積していたことは否めません」とした。

「18祭」は、7月16、17日にグループ初の日産スタジアム、同23、24日には8年ぶりのヤンマースタジアム長居公演を行い、4日でグループ過去最多の計25万人を動員する大規模ライブとなる。今月13日の開催発表に際し、大倉は「ウキウキしててください、ドキドキワクワクの関ジャニ∞祭りを開催します。18年応援してくれてありがとうございます。極上のエンタメでお返しします!!」などとコメントしていた。

ジャニーズ事務所は「今回に関しては、レギュラー番組に加え、夏にはスタジアムLIVE『18祭』が控えていることから、そのステージに万全の状態で臨むために決断いたしました」と明かし、「大倉自身、皆様と楽しい時間を過ごすため、前向きに判断した結果となりますので、しばらくの間、関ジャニ∞は4人で活動いたしますが、どうか温かく見守っていただけますと幸いに存じます」と呼び掛けた。

大倉も「しっかり休養して、また元気な姿を見せられる状態で戻ってきます」とファンに伝えた。

◆低音障害型難聴 低い音が聞き取りづらくなる難聴で、同時に閉塞(へいそく)感や耳鳴りを感じる人が多い。疲労や睡眠不足、精神的ストレスが原因とされ、20~40代の若い世代に起こりやすいとされる。難聴の中では軽度とされ比較的治りやすいが、再発する可能性がある。発作を繰り返すと、症状にめまいを伴う「メニエール病」に進行する場合もある。発症の原因となる疲れやストレスを避け、健康的な生活を送ることが治療につながる。