覚醒剤使用などの罪で起訴されたアイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバーで音楽家の田中聖被告が27日、自身のYouTubeチャンネルで一連の事件を謝罪した。
田中被告はこの日1分11秒の動画を投稿。スーツ姿で「皆様に多大なる心配、そしてご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と約7秒間頭を下げた。続けて、「例えどんな理由があろうとも、してはいけないことをしてしまったという事実は、決して許されるべきではないと思っております」と語った。
薬物使用については「あくまでも自分自身の弱さ、甘えだと思っております。きちんと背負って償っていこうと思っています」と神妙な面持ちで話し、「こういった事件に対して『被害者のいない犯罪だ』という人もいます。僕自身、刑事さんにそう言われました。ですが、家族、ファン、仲間、最も大切な人たちを傷つけて、被害者にしてしまった最低な行為だと思っています。申し訳ございませんでした」と、再び約10秒間、頭を下げ謝罪した。
田中被告は、1月30日に名古屋市中区のビジネスホテルで覚醒剤約0・164グラムを所持したとして、3月17日に覚醒剤取締法違反(所持)の罪で起訴され、25日に覚醒剤取締法違反(使用、所持)と医薬品医療機器法違反の罪で追起訴されていた。同日に、勾留先の愛知県警中署から保釈された。
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