タレントの藤井隆(50)と井上咲楽(22)がこのほど、大阪・ABCテレビで、新MCを務めるテレビ朝日系のバラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(日曜・後0時55分)の収録に初参加した。
1971年1月から続く長寿番組。4月3日放送の1時間特番で、おなじみのセットに緊張の面持ちで登壇した。51年以上、司会を務めた落語家・桂文枝(78)が「78歳がやるには無理がある」と高齢を理由に勇退し、タスキを託された藤井は「長い歴史のある番組に携わらせていただき、本当に光栄」。25年アシスタントを担当した事務所の大先輩・山瀬まみ(52)から大役を引き継いだ井上は「22歳で独身の私ですが、結婚を勉強するつもりで頑張ります」と所信表明した。
イメージチェンジするまでは天然の太い眉毛が特徴的だった井上は、藤井に対し「直接お会いすると思ったより眉が太いですね。海苔のよう」とビックリ。藤井は「僕、4分の3、削っています」と明かし、「眉毛つながりで」と2人でさっそく好連携を見せた。
収録を終えて会見した藤井は「(後任で)私の名前が出た時、たくさんの方に『おめでとう』と言っていただけて、本当にありがたい。井上さんはすごく頑張り屋さん。自分自身もクリアになるというか、清潔感を持って頑張ろうと思えるのは井上さんのおかげ」と相方に感謝。「近い将来、別に結婚という形ではなくてもいいですし、いろんな形の幸せな方々ののろけ話を聞かせていただける番組になれば」と進化型も夢見た。
井上は「緊張して脇汗だらだらですが、藤井さんのおかげで、お話が耳に入ってきた」とホッとした表情を見せ「独身の私が? という意見もあると思うんですけど、それでも自分を選んでくださった事に感謝。食らいついて、応えられるように一生懸命、誠実にやっていけたら」と話した。
文枝がツッコミ代わりに披露した「イスコケ」で使った白い司会席は2人分、新調されて「以前よりコケやすくしました」(スタッフ)。藤井は、1組目の妻の赤裸々な妄想トークに「ブ~ッ!」と吹き出し、開始まもなく派手にイスコケ。「1つ、夢がかないました」と笑わせると、立て続けに短時間で畳みかけ4度も転倒した。「『何を言ってるんだ?』と驚くとコケる仕組みなんだな、と。こんなイス、初めて。文枝師匠って改めてすごいなと思いました」
2組目のカップルの収録では、藤井の転倒に続いて井上もイスコケに挑戦した。女性アシスタントでは史上初とみられる。井上は「『私もコケていいんですか?』と(スタッフに)顔をうかがったら、遠くでうなずいたのでコケさせていただました。イスの厚さで守られました」と笑顔で話した。
また、新企画としてお笑い芸人が新婚のサポート役で出演。オズワルド・伊藤俊介(32)から「人体の不思議か、だんだん文枝師匠に似てくる」と表現された藤井だが、眉の太さもあって文枝と通じる点も。藤井は「めっそうもない。右目が結膜炎とものもらいに。『似ている』と言われて申し訳ないですが、そうなれるように頑張りたい」。文枝には後任の報告であいさつし、この日の収録で着用したネクタイとともに「頑張って」と言葉を贈られたといい「昔から目をかけ、声をかけられた。それに恥じないように」と決意を新たにした。
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