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〝性加害〟榊英雄氏の謝罪文にカメラマン早坂伸氏が苦言「『性被害者』と認めていない」 - 東スポWeb

謝罪した榊監督だが…(東スポWeb)
謝罪した榊監督だが…(東スポWeb)

 文春オンラインで俳優で監督の榊英雄氏(51)が複数の女優への性加害が報じられたことを受け、榊氏の作品に携わってきた映画カメラマンの早坂伸氏が10日、「榊英雄氏の報道について」と題し、ブログを更新した。

 今月25日に予定されていた榊氏が監督した映画「蜜月」の公開がいったん中止になった。

 榊氏と20年以上前から知り合い、仕事をしてきたという早坂氏は「週刊文春オンラインによって映画監督・榊英雄氏による『性行為の強要』が報道されました。被害に遭われ、長年苦しんでこられた被害者の方々に心からのお見舞いを申し上げます。加害者の近くにいながら犯罪的な行為を止めることが出来なかったことを深く陳謝いたします」と謝罪した。

 文春オンラインの記事で実名で登場している早坂氏は「『週刊文春』の記者から取材申し込みの連絡があり受けることにしました。記事には『某スタッフ』ではなく、実名で書いてもらうことが自分なりの責任の取り方と考えました」と記した。

 また、早坂氏は報道を受けて榊氏が出した前日9日のコメントを読み「大きな違和感を覚えました」と吐露。

「謝罪しているのは映画の関係者、家族の順で、最後に『事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々』で、謝意も順に薄くなっています。当然ながら謝罪するのは第一に被害者であるべきです。また『過去のことをなかった事にはできません』とあります。過去を軽視しているような表現ですが、『性被害者』がどれくらい苦しみ悩むか全く想像ができていないように感じます。そもそも『性被害者』と認めていない点で『肝に銘じる』ことも『これからの先へ猛進』することも許されないと考えます」と厳しい言葉を並べた。

 最後に「繰り返しになりますが、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、今後同様なケースが発生しないよう強く発言、行動していく所存です」とつづった。

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