第80期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の最終9回戦5局が3日、静岡市葵区の浮月楼で一斉に行われる。対局する10人が2日に現地入りして対局室を検分した後、開会式に臨んだ。
開会式には、地元の将棋ファンら約70人が参加。前期に続いて渡辺明名人(37)への挑戦を決めた斎藤慎太郎八段(28)は、糸谷哲郎八段(33)と対局する。史上5人目の全勝を目指す斎藤八段は「よいかたちで最終局を迎えられた。明日は素晴らしい環境で対局させていただき、いつも以上にいい将棋が指せるよう頑張りたい」と話した。一方、B級1組への降級が決まり、A級在籍が連続29期でストップした羽生善治九段(51)は、広瀬章人八段(35)と対戦する。羽生九段は「年度の最後にいい将棋が指せるように、自分なりに全力を尽くしていきたい」と語った。
この後、渡辺名人と立会を務める青野照市九段(69)、東和男八段(66)の3人が、最終局の見どころを語り合った。3人は「最終局を前に、挑戦者と降級者がすべて決まっているのは最近ではかなり珍しい」と指摘。「順位が決まっていない7人にとって、来期順位戦の序列がかかるだけに非常に大事な一局となる。まさに『順位戦』といえ、真剣勝負が見られると思う」と話した。
対局は3日午前9時に開始。持ち時間各6時間。渡辺名人らによる大盤解説会は午後2時から、浮月楼で開かれる。【武内亮】
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